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音楽朗読劇ってなんでしょう?

  カテゴリー:事務局日記  タグ:

今回音楽朗読劇「千一夜物語~アラビアンナイト」で脚本を務めます、今村妙子です。
ホームページがリニューアルしましたので、お知らせとは別に、ブログを書くことができるようなりました。
私のほかにも複数の方に書いてもらうことになりますので、稽古の様子などなど、お知らせできればと思います。おたのしみに。

先日、台本の第2稿が出来上がりまして、演出家、脚本家、制作でのオンライン台本打ち合わせが行われました。
そこで見えてきたもの、わかったこと、お知らせしたいことなどについてまとめてようと思います。

■「音楽朗読劇」って?

新型コロナウイルスが猛威をふるう中、どうやったら「市民ミュージカル」を実施できるかについて長時間の議論を重ねてまいりました。
朗読劇なら大丈夫だろうか。
でも、私たちはずっとミュージカルをやってきたんだから、歌とダンスはやりたい。
感染症対策って何をすればいいのか。

その結果「音楽朗読劇」という形に辿り着きました。
今のところの構想では、歌も、ダンスもやります。
もしかしたら「朗読劇」ですらなくなるかもしれません。
過去に朗読劇をご覧になったことがある方が想像するような、出演者が椅子に座って、本を持って、みたいないことにはならないんじゃないかと思います。たぶん。

たぶん、というのは、実際どのような舞台になるかはまだ分からないのです。
我々がこれから行うのは未知数の、誰も体験したことのない舞台の制作です。
新しい生活様式の、新しい芸術の誕生になるのではないかと思っています。

■千一夜物語って、千「夜」一夜物語じゃないの?

結論から言うと、同じです。
今回は岩波書店から出版されている「千一夜物語」をベースに脚色を加えました。

この物語はいろんな翻訳がされていまして、
主人公の名前「シャハラザード」も、
翻訳によって「シェヘラザード」とか「シェーラザード」とかいろんな呼び方をされます。なので何かに統一しなくては、ということで「千一夜物語」を選び、多くの方に親しみのある「アラビアンナイト」を副題にしました。
千一夜物語の内容についてはまた近いうちに触れようと思います。

■「エンタメ」に参加できることに感謝を
2020年初頭から猛威をふるう新型コロナウイルス。
前回の「ピノッキオと白い悪魔」はギリギリのタイミングで上演することができました。

今にして思うと、本当に運が良かったとしか言いようがありません。

あの頃、まだ東京で数人しか感染者がいない状況でしたが来場を断念される方が大勢いらっしゃいました。賢明な判断だったと思います。
それでも1000人を超える方にご来場いただきました。本当に感謝してもしきれません、

今年になっても収まる気配は全く見えません。
一時期は生活上緊急性の低いものは全て停止しました。スポーツ、芸術はそのなかでも一番手に挙げられたものでした。
でも、こうも中止の期間が続くと、やっぱりエンターテイメントって人間の心には必要なんだということが実感として湧き上がってきます。

生で音楽を聴きたい、映画館で新作映画を見たい、みんなと同じオンラインゲームをしたい、ライブ配信を見たい、スポーツ観戦をしたい。

自分の思いを、作ったものを発信をする機会が欲しい。

全部、生きていくために必要なエンターテイメントです。
この1年半してきた表現者としての我慢を、ここで一緒に吐き出してみませんか。
演じる側も、見る側も、きっと充実した時間が過ごせると思います。
公演詳細、参加申し込みはこちらからどうぞ。
音楽朗読劇「千一夜物語~アラビアンナイト」参加者募集
皆様のご参加をお待ちしています。

イマムラ

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